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修理・再生

2007年03月01日

うるしによる古家具の再生について

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日本が高度経済成長政策に乗り、大量生産大量消費の時代が日本人の日常生活に浸透する昭和40年代以前まで、資源の乏しい日本では物を大切に使い、不要になったものや壊れたものは修理・再生し再流通させることは当たり前のことで、道具屋と呼ばれる中古品専門の業者が活躍し、生産者も新品を作るのと同じ気持ちで中古品を修理し市場に再出荷していました。

しかし、経済の国際化の中で、最新の消費財が低コストで入手できるようになり、そのような資源を大切にする気持ちも次第に薄れてきました。また、一方で資源の大量消費は世界的な環境問題を引き起こし、さまざまなトラブルを引き起こしています。

当社では、かつて日本人が持っていた「物を大切にする心」をもう一度見直し、永く愛用されてきたお手元の調度品を、環境にやさしく再生産可能な「うるし塗」(毎年再生する天然の漆の木から採取する樹液)により再生させる試みを続けています。


●古家具の再生手順
1. メールまたは、電話・FAX・お手紙によるお手持ちの家具の情報ご連絡。
2. 当社からの問い合わせ。お客様のご希望承り。
3. お見積もり。(写真だけで判断できない場合には概算見積もりの場合もあります)
4. 商品お預かり。修理代によっては着手金をお預かりする場合もあります。
5. 最終見積もり。
6. 修理開始。商品の痛み具合により修理期間は異なります。
7. 修理完了後納品。修理代は原則として納品時に代金引換となります。

注)修理代とは別に修理品の引き取り及び納品送料(実費)がかかります。